デシベル

    デシベルとは入力に対して 出力がどれだけ大きいかを表したものです。
    (デシベル[dB])=20 log(V2÷V1)
             V2:出力電圧  V1:入力電圧
    
     ややこしいようですが人間の感覚は電気の単位に対して対数(log)的に働きますので
    音量などの話をするのにデシベルという単位を使用すると都合がよいのです。
    さらにややこしくしているのが同じ話をするのに
     「0dB=1倍」
     「増幅率が1倍である」
     「利得が0dBである」
    と違った言い方をします。

    便利なところは0dBに対して80倍ほどで聞こえるためには「80dB=10000倍」にする。
    の様に直感的な事と人間の理解しやすい桁数が3〜4桁と言われますので10000倍と
    言うよりは80dBの方が数値として把握できます。
    それは例えば電話番号を0123456789と書くよりも012−345−6789と
    書いた方が覚えやすい事にもなります。
    
    デシベルは音量(オーディオ・放送業界)以外でもアンテナ(通信・放送業界)の話などでも
    良く出てくる単位です。
    デシベルの語源は比率の対数を10倍もしくは20倍するので、
    10分の一という意味の”デシ”と最初の提唱者のグラハム・ベルのベルを合わせて
    デシ・ベルとなっているそうです。
    直訳すると10分の一のベルさんでしょうか?意味無いですね・・。失礼しました。


デシベル 倍率
   
100dB 100000
80dB 10000
60dB 1000
40dB 100
20dB 10
10dB 3.16
1dB 1.12
0dB 1
-0.1dB 0.989
-1dB 0.892
-10dB 0.316
-20dB 0.1
-40dB 0.01
-60dB 0.001
-80dB 0.0001
-100dB 0.00001